新スタン調整記~ゾンビデッキ考察~
2012年9月23日 MTG駄文注意!
偏見と脳内メタによって成り立ってます!
昨日Reiichiと一緒にプロキシで回してみた。
お題は・・・
「ジャンドゾンビは強いのか?」
というもの。
といっても、試行回数は少ないしあてにならない気はする。
まずはリストをば。
墓所這い 4
戦墓のグール 4
ラクドスの哄笑者 3
ロッテスのトロール 4
屑肉の刻み獣 4
ゲラルフの伝書士 4
ファルケンラスの貴種 3
怨恨 4
硫黄の流弾 2
悲劇的な過ち 3
火柱 2
赤黒ショック 4
緑黒ショック 4
赤黒M10 4
緑黒イニスト 4
魂の洞窟 2
沼 5
サイドボードは省略。後で考察。
怨恨4の構成なので、殴りに行きにくい上に優秀なサクリ台がないという理由で血の芸術家を解雇。代わりに新たな1マナ域のラクドスの哄笑者を3枚加えてみた。ゾンビではないので4枚ではない。ラクドスの哄笑者は怨恨4枚のこのデッキに非常にマッチしている。
刻み獣は思った以上に強くて、活用も十分有効に使えるために3枚から4枚に。
悲劇的な過ちの陰鬱も達成しにくくなったものの、やはり軽いインスタント除去は正義なので3枚。怨恨によって特攻アタックしやすいのも使いやすい理由。
各対戦相手との手応えを書いていく。
1.トリコデルバー
トラフトがとにかく厳しいマッチ。アゾリウスチャームがデッキトップに置くのも絆魂も馬鹿にならない強さ。怨恨が送還で使いにくく、火柱搭載のためにゲラルフと墓所這いが簡単に対処されてしまうのも苦しい。
Reiichiも事前に回したようだけど、やはり厳しいと感じたらしいので対策は必要だと思う。
2.トリココントロール
Reiichiと回した感じ、お客様とまでは言わないけど、かなり楽なマッチアップ。至高の評決が基本的にあまり効かないのが一番の要員で、だいたい捌ききれない。
アゾリウスチャームは確かに厳しいけど、絆魂がほぼ死に能力であり、かつ速攻持ちが多いためにそこまでトップに戻されてもきつくないのが大きい。スフィンクスの啓示はだいたい間に合わないことが多く、ジェイスもすぐ死ぬ場にできてしまう。トリコ側は終末の採用等、何かしらの対策が必要で、自分の考えていたトリココントロールでは太刀打ちできないと感じた。
3.ジャンドマナランプ
これもゾンビが有利なマッチ。トリコと比べて、夜鷲やスラーグ牙の採用によって多少はきつい。
負け手段は死の支配の呪い。これで墓所這いとロッテスと貴種の3種類が腐るので、一気に負けが近づく。
確定除去が少ないので、タフネス3以上の夜鷲とオリヴィアが非常にしんどい。ケッシグ夜鷲は台パンの回復力。
ナチュラルにゾンビに強いパーツを取れるジャンドは可能性を感じたけど、ここまでやっても結局不利。
ここまでやって調整というかReiichiとの模擬戦は終了。
ここからは自分個人の考え。
以上を踏まえて、メインを若干入れ替え。
1.硫黄の流弾が有効な相手が少ないため全部抜き、トラフトにもコントロールにも効くリリアナをメインに2枚。
2.火柱は同系に強いものの、それ以外には微妙なので、だいたいのデッキに効く戦慄掘りに替える。
というわけで、メインの構成はこれ。
墓所這い 4
戦墓のグール 4
ラクドスの哄笑者 3
ロッテスのトロール 4
屑肉の刻み獣 4
ゲラルフの伝書士 4
ファルケンラスの貴種 3
怨恨 4
ヴェールのリリアナ 2
悲劇的な過ち 3
戦慄掘り 2
赤黒ショック 4
緑黒ショック 4
赤黒M10 4
緑黒イニスト 4
魂の洞窟 2
沼 5
続いて土地基盤。
回していたのはReiichiだったけど、見ていた感じ色事故で死ぬことは少なかった。
流弾をリリアナに替えたことによって、赤が出なくても動きにくくなった上に、もし仮に色が出なくて腐るカードがあるなら捨てるという手段も。
貴種、怨恨、刻み獣のカードパワーは異常に高いので、個人的にはゾンビはジャンド安定だと思う。
例外はトラフトデッキが隆盛する場合で、緑のカードが軒並み弱くなってしまうので赤黒ゾンビで良さそう。メタがカオスな最初期はジャンド。これ1択。
3色にするとタップインが多くてテンポが悪いと言うかもしれないが、沼5とショックランド8の13枚の内1枚引いたらあとは全部アンタップインするので、そこまで問題はない。
最後にサイドボードについて。
一番厳しいのは間違いなくトラフト系のデッキ。このデッキに何が一番刺さるかと言うと・・・。
ヴェールのリリアナ、しかない。
もう1つの案が、高原の狩りの達人。現環境でDelverに最も強いクリーチャーだと思うこのカードを、マナ基盤が若干不安定ながらも採用するのはアリだと思う。トリコ型は豊富な2点火力を有しているものの、狩りの達人を効率よく対処することは不可能だし、ガンであるアゾリウスチャームに非常に強いというのも心強い。
次に意識するべきは、栄光の騎士の存在。天界の粛清がない今、トラフトデッキはもちろん4枚サイドにいるだろうし、白系コントロールにも4枚存在する可能性が高い。それほど優秀な壁であり、アタッカーである。
かがり火は天敵のトラフトを焼ける可能性があり、その他ゾンビ以外の雑多なビートに致命傷を与えるカードとしては優秀なのでもちろん採用するが、問題は対コントロールにかがり火を採用したいかということ。
そこで出番なのが、ゴルガリの魔除け。全体-1なので、自分にも影響を受けるのが良くないと思うところだが、このデッキには血の芸術家がいない。タフネス1は墓所這い、ロッテス、貴種のみで、墓所這いは死んでもいいし、ロッテスはバンプ能力を持ち、貴種は栄光の騎士を苦にしない。つまり、このジャンドゾンビでは非常に有用なタフネス1対策である。さらにエンチャント破壊は確実に白系コントロールに入っているであろうリング系を破壊し、再生付与は至高の評決をさらなるゴミカードに変えてしまう。まさに神のように白系コントロールに刺さるカードなのである。同じく天敵である死の支配の呪いも破壊できるので、黒入りコントロールにももちろんサイドインされる。
最後に意識しておきたいのは、ゾンビ同系対決。これは分かる通り、火柱が最も効率的な対処法であることは言うまでもないが、個人的にはもっとメタりたい所。
ゾンビ対策の1つとして、墓地対策がある。このカラーで墓地対策って何かあるのか?というところだが、しっかりラヴニカへの回帰に収録されている。
それは「死儀礼のシャーマン」。
怨恨を付けて殴れる墓地対策は、このデッキでは非常によくマッチしている。さらに環境に常に一定数いるであろうリアニにももちろん強い。マナクリとしての役割は恐らく果たしてくれないが、後半刻み獣の活用の5マナをひねり出すのに活躍してくれる可能性はある。
最後の1枚は殺戮遊戯。対コントロール、リアニ、その他雑多なコンボ系デッキにとっては力を発揮してくれるだろう。
緑系コントロールには「スラーグ牙」
奇跡コントロールには「終末」
リアニには「屈葬の儀式」
トリコDelverには「聖トラフトの霊」
適当に撃って適当に強いカードなものの、重いので1枚のみ採用。
以上を踏まえて、サイドボード案は以下の通り。
ヴェールのリリアナ 2
高原の狩りの達人 2
忌むべき者のかがり火 3
ゴルガリの魔除け 2
火柱 3
死儀礼のシャーマン 2
殺戮遊戯 1
各サイド案はここでは省略する。実際に明確なメタがあるわけではないので、当たったデッキに臨機応変に対応するのが良さそう。
いかがだろうか?
現環境ではゾンビを全然使ってない自分がゾンビデッキの考察をするのも滑稽な話だが、実際に回した結果、環境に絶対に残るデッキパワーは見せてくれたし、決して無駄ではないはず。
ゾンビは毛嫌いしてきたが、デッキとして美しいものに仕上がってきていると感じているので、自分で組んでもいいと思えてきた。
ここまで書いたけど、サイドの考察って環境始まってからするものだよねw
偏見と脳内メタによって成り立ってます!
昨日Reiichiと一緒にプロキシで回してみた。
お題は・・・
「ジャンドゾンビは強いのか?」
というもの。
といっても、試行回数は少ないしあてにならない気はする。
まずはリストをば。
墓所這い 4
戦墓のグール 4
ラクドスの哄笑者 3
ロッテスのトロール 4
屑肉の刻み獣 4
ゲラルフの伝書士 4
ファルケンラスの貴種 3
怨恨 4
硫黄の流弾 2
悲劇的な過ち 3
火柱 2
赤黒ショック 4
緑黒ショック 4
赤黒M10 4
緑黒イニスト 4
魂の洞窟 2
沼 5
サイドボードは省略。後で考察。
怨恨4の構成なので、殴りに行きにくい上に優秀なサクリ台がないという理由で血の芸術家を解雇。代わりに新たな1マナ域のラクドスの哄笑者を3枚加えてみた。ゾンビではないので4枚ではない。ラクドスの哄笑者は怨恨4枚のこのデッキに非常にマッチしている。
刻み獣は思った以上に強くて、活用も十分有効に使えるために3枚から4枚に。
悲劇的な過ちの陰鬱も達成しにくくなったものの、やはり軽いインスタント除去は正義なので3枚。怨恨によって特攻アタックしやすいのも使いやすい理由。
各対戦相手との手応えを書いていく。
1.トリコデルバー
トラフトがとにかく厳しいマッチ。アゾリウスチャームがデッキトップに置くのも絆魂も馬鹿にならない強さ。怨恨が送還で使いにくく、火柱搭載のためにゲラルフと墓所這いが簡単に対処されてしまうのも苦しい。
Reiichiも事前に回したようだけど、やはり厳しいと感じたらしいので対策は必要だと思う。
2.トリココントロール
Reiichiと回した感じ、お客様とまでは言わないけど、かなり楽なマッチアップ。至高の評決が基本的にあまり効かないのが一番の要員で、だいたい捌ききれない。
アゾリウスチャームは確かに厳しいけど、絆魂がほぼ死に能力であり、かつ速攻持ちが多いためにそこまでトップに戻されてもきつくないのが大きい。スフィンクスの啓示はだいたい間に合わないことが多く、ジェイスもすぐ死ぬ場にできてしまう。トリコ側は終末の採用等、何かしらの対策が必要で、自分の考えていたトリココントロールでは太刀打ちできないと感じた。
3.ジャンドマナランプ
これもゾンビが有利なマッチ。トリコと比べて、夜鷲やスラーグ牙の採用によって多少はきつい。
負け手段は死の支配の呪い。これで墓所這いとロッテスと貴種の3種類が腐るので、一気に負けが近づく。
確定除去が少ないので、タフネス3以上の夜鷲とオリヴィアが非常にしんどい。ケッシグ夜鷲は台パンの回復力。
ナチュラルにゾンビに強いパーツを取れるジャンドは可能性を感じたけど、ここまでやっても結局不利。
ここまでやって調整というかReiichiとの模擬戦は終了。
ここからは自分個人の考え。
以上を踏まえて、メインを若干入れ替え。
1.硫黄の流弾が有効な相手が少ないため全部抜き、トラフトにもコントロールにも効くリリアナをメインに2枚。
2.火柱は同系に強いものの、それ以外には微妙なので、だいたいのデッキに効く戦慄掘りに替える。
というわけで、メインの構成はこれ。
墓所這い 4
戦墓のグール 4
ラクドスの哄笑者 3
ロッテスのトロール 4
屑肉の刻み獣 4
ゲラルフの伝書士 4
ファルケンラスの貴種 3
怨恨 4
ヴェールのリリアナ 2
悲劇的な過ち 3
戦慄掘り 2
赤黒ショック 4
緑黒ショック 4
赤黒M10 4
緑黒イニスト 4
魂の洞窟 2
沼 5
続いて土地基盤。
回していたのはReiichiだったけど、見ていた感じ色事故で死ぬことは少なかった。
流弾をリリアナに替えたことによって、赤が出なくても動きにくくなった上に、もし仮に色が出なくて腐るカードがあるなら捨てるという手段も。
貴種、怨恨、刻み獣のカードパワーは異常に高いので、個人的にはゾンビはジャンド安定だと思う。
例外はトラフトデッキが隆盛する場合で、緑のカードが軒並み弱くなってしまうので赤黒ゾンビで良さそう。メタがカオスな最初期はジャンド。これ1択。
3色にするとタップインが多くてテンポが悪いと言うかもしれないが、沼5とショックランド8の13枚の内1枚引いたらあとは全部アンタップインするので、そこまで問題はない。
最後にサイドボードについて。
一番厳しいのは間違いなくトラフト系のデッキ。このデッキに何が一番刺さるかと言うと・・・。
ヴェールのリリアナ、しかない。
もう1つの案が、高原の狩りの達人。現環境でDelverに最も強いクリーチャーだと思うこのカードを、マナ基盤が若干不安定ながらも採用するのはアリだと思う。トリコ型は豊富な2点火力を有しているものの、狩りの達人を効率よく対処することは不可能だし、ガンであるアゾリウスチャームに非常に強いというのも心強い。
次に意識するべきは、栄光の騎士の存在。天界の粛清がない今、トラフトデッキはもちろん4枚サイドにいるだろうし、白系コントロールにも4枚存在する可能性が高い。それほど優秀な壁であり、アタッカーである。
かがり火は天敵のトラフトを焼ける可能性があり、その他ゾンビ以外の雑多なビートに致命傷を与えるカードとしては優秀なのでもちろん採用するが、問題は対コントロールにかがり火を採用したいかということ。
そこで出番なのが、ゴルガリの魔除け。全体-1なので、自分にも影響を受けるのが良くないと思うところだが、このデッキには血の芸術家がいない。タフネス1は墓所這い、ロッテス、貴種のみで、墓所這いは死んでもいいし、ロッテスはバンプ能力を持ち、貴種は栄光の騎士を苦にしない。つまり、このジャンドゾンビでは非常に有用なタフネス1対策である。さらにエンチャント破壊は確実に白系コントロールに入っているであろうリング系を破壊し、再生付与は至高の評決をさらなるゴミカードに変えてしまう。まさに神のように白系コントロールに刺さるカードなのである。同じく天敵である死の支配の呪いも破壊できるので、黒入りコントロールにももちろんサイドインされる。
最後に意識しておきたいのは、ゾンビ同系対決。これは分かる通り、火柱が最も効率的な対処法であることは言うまでもないが、個人的にはもっとメタりたい所。
ゾンビ対策の1つとして、墓地対策がある。このカラーで墓地対策って何かあるのか?というところだが、しっかりラヴニカへの回帰に収録されている。
それは「死儀礼のシャーマン」。
怨恨を付けて殴れる墓地対策は、このデッキでは非常によくマッチしている。さらに環境に常に一定数いるであろうリアニにももちろん強い。マナクリとしての役割は恐らく果たしてくれないが、後半刻み獣の活用の5マナをひねり出すのに活躍してくれる可能性はある。
最後の1枚は殺戮遊戯。対コントロール、リアニ、その他雑多なコンボ系デッキにとっては力を発揮してくれるだろう。
緑系コントロールには「スラーグ牙」
奇跡コントロールには「終末」
リアニには「屈葬の儀式」
トリコDelverには「聖トラフトの霊」
適当に撃って適当に強いカードなものの、重いので1枚のみ採用。
以上を踏まえて、サイドボード案は以下の通り。
ヴェールのリリアナ 2
高原の狩りの達人 2
忌むべき者のかがり火 3
ゴルガリの魔除け 2
火柱 3
死儀礼のシャーマン 2
殺戮遊戯 1
各サイド案はここでは省略する。実際に明確なメタがあるわけではないので、当たったデッキに臨機応変に対応するのが良さそう。
いかがだろうか?
現環境ではゾンビを全然使ってない自分がゾンビデッキの考察をするのも滑稽な話だが、実際に回した結果、環境に絶対に残るデッキパワーは見せてくれたし、決して無駄ではないはず。
ゾンビは毛嫌いしてきたが、デッキとして美しいものに仕上がってきていると感じているので、自分で組んでもいいと思えてきた。
ここまで書いたけど、サイドの考察って環境始まってからするものだよねw
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