もうすぐグランプリですね!
GP京都?いやいや、スタンの祭典GP静岡まであと約1ヶ月ですよ!

今回のGP静岡において気になることは、MOのDE廃止。
これによってメタの変遷が読みにくくなり、また、知られていないデッキレシピも突然登場するかもしれません。
ちょうど2年前、年末に現れた魔物がDelverでした。
1強とまで言われたデッキにも関わらず、トップメタに躍り出たのは非常に遅く、デッキリストも洗練されていないものでした。
今回も何か年末の魔物は現れるのでしょうか?

さて、現在のメタはこんな感じらしいです。

Tier1 黒単信心、青単信心、赤単
Tier2 エスパーコントロール 赤t白信心、コロッサルグルール
Tier3 黒t緑信心、青白コントロール、ナヤコントロール、ラクドスミッドレンジ、ボロスビート

基本的には信心デッキ+エスパーコントロールという認識になるでしょう。
その他のフェアデッキ(セレズニアやGRモンスターズ)は信心デッキの爆発力、エスパーコントロールのカードパワーに押されて消えつつあります。
引き続き単色環境は続きそうですので、今後もフェアなデッキは厳しいかと思われます。

トップメタは不動の3つ。デッキリストもかなり固まってきているように感じます。

・黒単
除去耐性の高いクリーチャー(夜帳の死霊、群れネズミ等)と置物(地下世界の人脈、エレボスの鞭、エレボス本人)を並べてアスフォデル出して勝つデッキ。ハンデスと除去が取れるため、信心デッキ全般に強く、コントロール相手にも対処しにくい置物で戦えるデッキです。
非常に丸い反面、コントロール相手に除去固め引いたり、ビート相手に地下世界固め引いたり、引きムラも気になるデッキです。
また、速いデッキに脆く、対赤単には不利がつきます。そのため、サイドにはファリカの療法が4枚採用されていることが多いです。最近は岩への繋ぎ止めが速い赤単にもタッチ白で採用されていたりと、冒涜の悪魔を置いて安心とはいきません。
信心系デッキの中では単体で強いカードが多いためデッキパワーが最も高いデッキでもあります。最近は同系を見てタッチ緑で突然の衰微を採用しているリストもありますね。

・青単
信心を貯めてタッサか波使いでフィニッシュするデッキ。
メインから対赤ヘイトが高いため、赤単には非常に有利と言えます。その反面、波使いを簡単に除去する黒単やエスパーコントロールには不利が付くと言えるでしょう。
黒単と同じく引きムラが激しいように思われがちですが、タッサとジェイス、二叉槍による占術とドローがあるため使ってみると想像以上に波使いへアクセスできます。
勝ち手段としては、タッサがアンブロッカブルになって殴るor波使いで押しつぶす、二叉槍でアド勝ちするというように割と豊富な反面、キーカードを順番に処理されると単体のカードパワーの低さが露呈してしまうという脆さも併せ持っています。
赤いデッキがいるならこのデッキも消えることはないでしょう。

・赤単
1マナ2マナクリーチャーしかいない超高速なものから、モーギスまで伸ばすデッキまで、赤単の中でも中身は結構変わっています。
地獄乗りや稲妻のやっかい者がいなくなってもやはり速く、場を固められてもモーギスで一発逆転も狙えるデッキとなっています。
とにかく黒単、エスパーと有利に戦えるデッキで、それだけで価値があると言えます。
反面、青単が非常に辛いのが難点と言えるでしょう。
非常にメタに左右されるデッキではあるものの、ブンすれば全てのデッキに何もさせず勝てるポテンシャルのあるデッキですね。

上記3つに次ぐデッキは3つ。

・エスパーコントロール
信心デッキの中唯一その地位を確立させているデッキがこのデッキ。
至高の評決、ジェイス、英雄の破滅と全てのカラーでダブルシンボルを要求されるという、一見不安定なマナベースに見えますが、占術ランドの恩恵を最も受けているため、見た目より安定するそうです。
従来だとアゾリウスの魔除けや熟慮で土地を探すことが必要だったコントロールが、8枚の占術ランドで自然に土地を伸ばせるのがこのカラーの強み。
ハンデスで致命的なカードを抜き、宝球で全ての驚異に対処でき、英雄の破滅でPWも怖くなく、ラスで全ての生物を流せる。フィニッシャーは対処不能な霊異種と制圧力の高いペス、と聞くとパワーカードの集まりということが理解して貰えると思います。
ラスが信心系デッキ全般によく効くため、単色環境ならこのデッキもずっと居場所があるでしょう。コントロール好きの唯一のオアシスかもしれません。

・赤t白信心
赤単とは違い、パーフォロスとドラゴンまで採用している形。ニクソスが基本4枚投入され、そこからパーフォロスの起動型能力、怪物化、槌の起動とマナの受け皿も多いです。
タッチ白は岩への繋ぎ止め。これで波使いや神で詰むこともなくなり、信心系デッキの中では黒単並に丸いデッキと言えるでしょう。
赤t白が優秀な点はサイドボード。ミジウムの迫撃砲と神々の憤怒の存在によって他の信心デッキを否定できることにあります。対コントロールにも軍勢の集結を採用することができ、言わずもがなパーフォロスとの相性は抜群。
書けば書くほど丸いデッキに見えますが、いくら岩への繋ぎ止めを採用したところでやはり青単には少し不利がつくところ、アドを得る手段が少ないので重いところを弾かれると脆いところ等、弱点も明確に存在してます。
自分は今使うならこれかな、と思うものの、ドラゴン1枚しかない・・・。

・コロッサルグルール
マナクリorニクソスからガラクで勝ち!という大味なデッキ。
溢れ出るマナからポルクラノスをものすごい数で怪物化させ、相手のクリーチャーを壊滅させる様は圧巻。普通に20マナ以上出て楽しいデッキでもあります。
やはりマナクリが12枚採用されているため、ラスに弱いという明確な弱点が存在しますが、8枚以上採用されているPWがそれを補います。デッキにはクリーチャーとPWしかないため、ドムリを強く運用できるのも魅力的です(格闘が少し使いにくいですが)。
メインで波使いに触れるカードがポルクラノスしかなく、サイド後もスマートな回答がないため、多くのデッキで霧裂きのハイドラが4枚サイドボードに採用されています。エスパーコントロール相手にも雑に強いのでサイドインは意外と多いです。
また、ハンデスや単体除去でいいところを落としてくる黒単にもやや不利が付きますね。
多くのフェアデッキを殺してきた張本人がこのデッキ(と波使い)だったりもします。他のデッキと比べて最近おとなしいようです。

以上!ゲームデー以来スタンの大会に出ていないプレイヤーのスタンのデッキ紹介でした!

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索