ハサミ親和の登場によって
2014年7月24日 MTG コメント (4)モダンのメタ読みが面白くなってきた。
正直停滞気味だったので、M15はいい刺激になってくれて嬉しい。
バーン型ハサミ親和はこれまでの親和に比べてキルターンが明確に速く、BGt未練のようなゆっくりしたグッドスタッフでは対応が難しくなっている。となると当然メタが大きく動く可能性がある。
当然ハサミ親和に強いカードというのも存在し、単純にそれらを搭載できるデッキが今後増えるかもしれない。
そのカードはごぉよんのDNで書いてある通り
・1マナの軽量除去(稲妻、特にパス)
・タルモゴイフ(ハサミ城塞を受け止められる)
・衰微(ハサミも頭蓋囲いも割れる)
メジャー所は上の4枚。少しマイナーなところでいくと、
・クァーサルの群れ魔導士(メインに入れられる帰化)
・蒸気の絡みつき(ハサミに強い)
・呪文滑り(ハサミ滑らす)
さらに少し重いものの強いカードとして
・不忠の糸(ハサミ付いたのを頂く)
・青コマ(バウンス付きカード)
・未練ある魂(4回チャンプできる)
また、忘れてはならないのは、従来の親和対策ももちろん効くということ。石のような静寂、シャッターストーム、グラッジ、ハーキルの召喚術は当然強い。ただ、望むならメインからある程度対策できるデッキを使いたいところ。言い返せば、ハサミが城塞もしくはスカージに付いただけで投了するデッキは使いたくない。
あとは、バーン型親和を見るならライフゲインカードの評価は高くなる。
それぞれ各デッキ(埋もれていたものも含めて)がこれからどうなるかを追ってみる。
1.BG(t白含む)
1マナの除去が弱いためテンポが悪くなりがち。ハサミ城塞に対抗する手段が衰微と少し遅いがパルスのみと心許なく、バーン型ハサミ親和には明確に不利がついてしまう。バーン型が大きくメタを占めるなら使いたくない。それでも未練やタルモといった戦場を支えるカードに加え、サイド後は石のような静寂を採用可能となっているので、普通のハサミ親和には構成次第でまだ戦えると思う。
2.双子
もし仮にBG系が減るのであれば、双子という選択肢は悪くない。後述するが、トリコが増えるのであれば、コンボ以外の勝ち筋が太いタルモツインはハサミ親和にも与しやすくいい選択肢になり得る。純正双子も稲妻や総督でテンポを取ってコンボ勝ちという分かりやすいプランは親和にも有効であり、赤緑ショック1枚を取ってグラッジ採用できるため悪くない選択肢だと思う。
3.トリコ
パス稲妻とハサミ親和に最も強い1マナ除去を2種類搭載、それを瞬唱で使い回すことができるトリコはハサミ親和の隆盛に伴って流行るかもしれない。バーン型にもへリックスを採用しているため強い。苦手だったBGt未練が減るのなら、双子と親和を見られるこのデッキはもしかしたらベストな選択肢になるのかもしれない。
4.メリーラレスポッド
メインの除去が衰微3枚程度のみのこのデッキはさらに厳しくなるだろうか。オルゾフの司教がハサミのせいで刺さりにくくなってしまっているのもマイナス。勝ち手段としては出産の殻で再利用の賢者を使い回しつつキッチン等でゲイン+盤面掌握になるだろうが、どうしても細くなってしまう。サイド後はこれまで以上に親和に裂かないといけない。あまり使いたくないかな。
ここまで親和以外のトップメタ陣
ここからマイナーデッキ陣で使い得るもの
5.マーフォーク
呪い捕らえ 4
銀エラの達人 4
真珠三叉矛の達人 4
アトランティスの王 4
珊瑚兜の司令官 2
呪文滑り 3
波使い 4
霊気の薬瓶 4
蒸気の絡みつき 4
呪文貫き 2
広がりゆく海 4
フェアリーの集会場 4
変わり谷 4
魂の洞窟 3
島 10
サイドボード
はらわた撃ち 4
ハーキルの召喚術 3
変異原性の成長 3
潮縛りの魔導士 3
不忠の糸 2
呪文滑りと蒸気の絡みつきを強く使えるデッキならマーフォークかな、と。
サイドはちょっと親和をメタり過ぎている感はある。除去を連打してくるトリコが正直きついのであまりいい選択肢ではない気がするが、ミシュラン8枚なら戦えるか?単色なのに月がきついが、単色に月はいらんという思考をしてくれる気がしなくもない。
6.Zoo
流刑と稲妻とタルモが使え、さらにライフゲインカードであるへリックスも採用できるとなると、ハサミ親和にはかなり相性がいいように思える。クァーサルの群れ魔導士をメインに取るならもっと親和を見ることができる。もちろん除去が豊富なため双子もなんとかなるものの、増えそうなトリコがやはりきつい。クリーチャー選択をトリコに強いロクソドンやスラーンにしたり、アドバンテージ源としてドムリやペスといったカードが必要になるかもしれない。
7.ジャンド
BGt白と違い、稲妻とサイド後グラッジが採用できるのは大きい。ただし、際や谷といった強い土地を採用できず、稲妻というトリコに対してあまり強くないカードが入ることによって、親和には強くなるものの有利だったトリコに負けてしまう可能性はある。それでもトップメタ陣をバランスよく見ることができ、双子には明確に有利が取れる点から十分選択肢に入りうるデッキだと思う。
以上。
実際どうなるかは未知。
正直停滞気味だったので、M15はいい刺激になってくれて嬉しい。
バーン型ハサミ親和はこれまでの親和に比べてキルターンが明確に速く、BGt未練のようなゆっくりしたグッドスタッフでは対応が難しくなっている。となると当然メタが大きく動く可能性がある。
当然ハサミ親和に強いカードというのも存在し、単純にそれらを搭載できるデッキが今後増えるかもしれない。
そのカードはごぉよんのDNで書いてある通り
・1マナの軽量除去(稲妻、特にパス)
・タルモゴイフ(ハサミ城塞を受け止められる)
・衰微(ハサミも頭蓋囲いも割れる)
メジャー所は上の4枚。少しマイナーなところでいくと、
・クァーサルの群れ魔導士(メインに入れられる帰化)
・蒸気の絡みつき(ハサミに強い)
・呪文滑り(ハサミ滑らす)
さらに少し重いものの強いカードとして
・不忠の糸(ハサミ付いたのを頂く)
・青コマ(バウンス付きカード)
・未練ある魂(4回チャンプできる)
また、忘れてはならないのは、従来の親和対策ももちろん効くということ。石のような静寂、シャッターストーム、グラッジ、ハーキルの召喚術は当然強い。ただ、望むならメインからある程度対策できるデッキを使いたいところ。言い返せば、ハサミが城塞もしくはスカージに付いただけで投了するデッキは使いたくない。
あとは、バーン型親和を見るならライフゲインカードの評価は高くなる。
それぞれ各デッキ(埋もれていたものも含めて)がこれからどうなるかを追ってみる。
1.BG(t白含む)
1マナの除去が弱いためテンポが悪くなりがち。ハサミ城塞に対抗する手段が衰微と少し遅いがパルスのみと心許なく、バーン型ハサミ親和には明確に不利がついてしまう。バーン型が大きくメタを占めるなら使いたくない。それでも未練やタルモといった戦場を支えるカードに加え、サイド後は石のような静寂を採用可能となっているので、普通のハサミ親和には構成次第でまだ戦えると思う。
2.双子
もし仮にBG系が減るのであれば、双子という選択肢は悪くない。後述するが、トリコが増えるのであれば、コンボ以外の勝ち筋が太いタルモツインはハサミ親和にも与しやすくいい選択肢になり得る。純正双子も稲妻や総督でテンポを取ってコンボ勝ちという分かりやすいプランは親和にも有効であり、赤緑ショック1枚を取ってグラッジ採用できるため悪くない選択肢だと思う。
3.トリコ
パス稲妻とハサミ親和に最も強い1マナ除去を2種類搭載、それを瞬唱で使い回すことができるトリコはハサミ親和の隆盛に伴って流行るかもしれない。バーン型にもへリックスを採用しているため強い。苦手だったBGt未練が減るのなら、双子と親和を見られるこのデッキはもしかしたらベストな選択肢になるのかもしれない。
4.メリーラレスポッド
メインの除去が衰微3枚程度のみのこのデッキはさらに厳しくなるだろうか。オルゾフの司教がハサミのせいで刺さりにくくなってしまっているのもマイナス。勝ち手段としては出産の殻で再利用の賢者を使い回しつつキッチン等でゲイン+盤面掌握になるだろうが、どうしても細くなってしまう。サイド後はこれまで以上に親和に裂かないといけない。あまり使いたくないかな。
ここまで親和以外のトップメタ陣
ここからマイナーデッキ陣で使い得るもの
5.マーフォーク
呪い捕らえ 4
銀エラの達人 4
真珠三叉矛の達人 4
アトランティスの王 4
珊瑚兜の司令官 2
呪文滑り 3
波使い 4
霊気の薬瓶 4
蒸気の絡みつき 4
呪文貫き 2
広がりゆく海 4
フェアリーの集会場 4
変わり谷 4
魂の洞窟 3
島 10
サイドボード
はらわた撃ち 4
ハーキルの召喚術 3
変異原性の成長 3
潮縛りの魔導士 3
不忠の糸 2
呪文滑りと蒸気の絡みつきを強く使えるデッキならマーフォークかな、と。
サイドはちょっと親和をメタり過ぎている感はある。除去を連打してくるトリコが正直きついのであまりいい選択肢ではない気がするが、ミシュラン8枚なら戦えるか?単色なのに月がきついが、単色に月はいらんという思考をしてくれる気がしなくもない。
6.Zoo
流刑と稲妻とタルモが使え、さらにライフゲインカードであるへリックスも採用できるとなると、ハサミ親和にはかなり相性がいいように思える。クァーサルの群れ魔導士をメインに取るならもっと親和を見ることができる。もちろん除去が豊富なため双子もなんとかなるものの、増えそうなトリコがやはりきつい。クリーチャー選択をトリコに強いロクソドンやスラーンにしたり、アドバンテージ源としてドムリやペスといったカードが必要になるかもしれない。
7.ジャンド
BGt白と違い、稲妻とサイド後グラッジが採用できるのは大きい。ただし、際や谷といった強い土地を採用できず、稲妻というトリコに対してあまり強くないカードが入ることによって、親和には強くなるものの有利だったトリコに負けてしまう可能性はある。それでもトップメタ陣をバランスよく見ることができ、双子には明確に有利が取れる点から十分選択肢に入りうるデッキだと思う。
以上。
実際どうなるかは未知。
コメント
使うとしたらZooですかね。Tribalにするとトラフトとの相性もいいので、もしかしたらボロスの魔除けより強いかもしれません。上手くすればリリアナの布告ケアもできそうです。
丸く腐らない反面、少しカードパワーが足りない感がなきにしもあらずですが・・・。
昨日、トークンデッキ相手に親和使って回してみたけど、パスや未練ある魂や幽体の行列でハサミの持ち味が封じられてかなり苦しかったです。
無形の美徳のおかげで警戒持ちになるのがかなり偉そう。白黒トークンは意外とアンセムのおかげで中盤以降クロックスピードが加速度的に上がり、霊堂さえ引ければ親和側はどうしようもなさそうです。
ただ、少し動きがもっさりしているのがトークンデッキの宿命なので、序盤ハサミワンパン喰らう→あとは火力もしくは勇者で押し込み、という展開はありそうです。