らいとさんのDNで触れられていたので。

実際こういった簡略化した宣言の問題は結構ありますよね。

有名なのが「根絶」で、ずっとドロー後の優先権のやりとりをしていないとき、
A「ドローします」
B「ドロー後ヴェンデリオン三人衆」
A「まだ自分は優先権放棄してません。根絶でヴェンデリオン三人衆指定」

他にも
A「ドローします」
A「タルモゴイフ出します」
B「自分はまだドローステップの優先権を放棄していません。ヴェンデリオン三人衆を出してタルモゴイフを抜きます」

こういったカードが存在するエターナル環境では特に注意したいところ。
どちらのやりとりもちょっと汚いように見えますが、実際に起こりうることだと思います。片方のプレイヤーが悪意をもってプレイしているというより、自分達が簡略化してしまった結果なので、お互い省略していたこのパターンはやられた側も自業自得ですね。
ドロー後毎回「メイン」と3文字言うようにするだけで解決出来る問題なので、心がけておきたいところ。

これスタンでも普通に重要です。
使われまくってる「クルフィックスの狩猟者」。
通常ドローの後土地がデッキトップになると何も言わずにそれをセットし、次のカードを表にする人がいますが、やめた方がいいです。なぜなら、トップの土地を置く前に相手に一度優先権が渡る、つまり対戦相手が狩猟者を土地セット前に除去できる余地があるからです。相手の優先権を意図的にパス+見えていない情報(次のトップ)を見たということで、最悪重い裁定が出るかも
しれないですね(警告等のルーリングは曖昧なので根拠はないですが)。

で、本題の「コンバット」という略語。
自分は普通に戦闘開始ステップ終了時のアクティブ側の優先権放棄だと思っていたので、
A「コンバット」
自分「どうぞ」
A「谷起動してアタック」
自分「ちょっと待て」
となるでしょう。
大事なのはそれまで「コンバット」と言っていた後にAはクリーチャーをタップして攻撃していたという事実で、これがメイン終了宣言を表すのなら、総督ややっかい児を挟ませないために故意に相手の優先権をパスしていたことになるはずです。
単純に出来ないことだと思うので、出来ないで処理して欲しかったなー、という所。

簡略化の話とは別ですが、他にも優先権関係のトラブルで以前あったのが、
A「メムナイトと荒廃の電結者でアタック」
B「桜族の長老で電結者ブロック」
A「じゃあこのままで」
B「こちらもこのままで」
A「じゃあメムナイト生け贄にして電結者にカウンター乗せます」
B「ジャッジー!」

A「ポルクラノスでアタック」
B「ワームトークンでブロック」
A「何かあります?」
B「ないです。じゃあ相撃ちで」
A「ゴーア族の暴行者湧血します」
B「ジャッジー!」


優先権を理解していないプレイヤーは結構多いと思います。MOをしているプレイヤーだとその辺りのルールがしっかりしている印象ですが、自分のような非MOプレイヤーは以外と曖昧だったりするものです。実際自分も結構怪しい方のプレイヤーじゃないかな?と思ったり。ステップ、フェイズのきちんとした概念も知らない人多いんじゃないかな?
ただ、知らなかったとはいえルール違反には変わらないと思うので、悪意があろうとなかろうと、GPレベルでの大会では警告等のペナルティが必要だと思います。
FNM等では巻き直し等の裁定で十分で、理解しにくいルールだからこそこういった大会で優しくルールを教えてあげるべきですよね。

実際この辺りのルール知っているとプレイングの幅がかなり広がるので、よく勉強しておくのをオススメします。自分も実際怪しいので勉強しよう。

コメント

スミぱん@国会を見よう
2014年8月26日16:59

ウチも結構怪しいので勉強し直します。

らいと
2014年8月26日17:33

素晴らしいまとめありがとうございます。
すいません、1つ語弊があったのですが正確には
相手「コンバット」
俺「どうぞ」
相手「谷クリーチャー化します」
俺「え、アタックできないですけどいいですか?」
って流れです。
つまりあいまい宣言で戦闘開始ステップに入る前に総督を出させることで、アクティベイトにマナを浪費せずともタップさせるように仕向けてきた、って感じですね。
念のため日記編集しておきます。

イカリ
2014年8月26日18:04

>スミぱんさん
マジック始めて2年経っても自分は分かってなかったこと多かったですw
ルール覚えるのは自衛にもなりますしね。

>らいとさん
すいませんちょっと勘違いしていたみたいですね(汗)

nophoto
通りすがり
2014年8月26日19:57

イベント規定に順序違いの連続行動というものがあり、谷のアタックについては認められる場合があります

4.3 順序違いの連続行動
 マジックのゲームを厳密に表現することの複雑さに鑑み、完了後の結果が適性で明確な局面を現している場合には、技術的には正しくない順番であっても動作を一連として行なうことは許容できる。
(E) ブロック・クリーチャー指定を始めてから、《樹上の村》を起動してそれでブロックした。

イカリ
2014年8月26日23:01

>通りすがりさん
こういう救済措置(?)もあるのですね!
例は分かりやすいというか実際にこういう場面も見ますが、今回の谷のケースに当てはまるのかどうかはちょっと分かりません。
実際に不利益を被る可能性がある行動は許容してはダメだと個人的には思います。
例え初心者であっても、無意識の悪意ある行動も咎められるべきです(これは競技レベル以上の話ですが)。それが競技としてのMTGのあるべき姿だと思います。

自分もあーだこーだ意見を述べていますが、結局はコミュニケーションで成り立っているアナログゲームは全てこういう問題が絡んでいて、特にMTGはルールが複雑なため、常に最適なジャッジが行えるとは限らないと思います。どこに責任があるか?ではなく、ある程度割切っていかないといけないのかもしれませんね。

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